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歴史博物館の展示・講座 福井市立郷土歴史博物館
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【令和7年度の展示スケジュール】
特別展覧会(企画展示室)

館蔵品や地域の歴史を核にしながら、日本およびアジア一円の歴史の流れに目をむけることのできるテーマによる特別展覧会を開催します。(展示面積:約260㎡)
 令和7年5月17日(土曜日)~7月6日(日曜日)
北庄築城450年記念特別展 特別展
 越前北庄の城と城下

  • 織田信長の重臣である柴田勝家により北庄城が築かれると、交通の要衝として既に町場が形成されていたとみられる北庄には新たに多数の商工業者や武士などが集住、城下町として発展していきました。本展では築城450年を記念し、城下町福井の起源となった北庄城とその城下町についてご紹介します。
⇒⇒⇒ 終了した特別展の展示
松平家史料展示室 

福井藩主越前松平家に伝来した什宝・文書などを展示し、大名家のくらしや文化、福井藩の歴史を紹介します。(約150㎡)
 令和7年6月20日(金)~8月17日(日)
企画展
 令和の大修理 重要文化財大安寺
 福井市田ノ谷町の大安寺(以下、大安禅寺という)は、万治元年(1658)に福井藩4代藩主松平光通が創建した臨済宗妙心寺派の名刹です。平成20年、福井藩主の菩提所として江戸前期から中期にかけて造営された伽藍が良好に保存されていること、各建物の意匠が優秀で福井藩大工の高い力量を示すことから、本堂ほか7棟が国の重要文化財に指定されました。建立以来、適宜修理が行われてきましたが、創建から約360年が経過し、破損の進行が随所に見られるようになりました。そこで大安禅寺では現在、国・県・市の支援のもと、重要文化財の諸堂全てを修理する「令和の大修理」が行われています。すでに山門、鐘楼の修理は終わり、今年度中には本堂の修理が完了する予定で、今後は庫裏、開山堂、開基堂、宝蔵などの修理が行われていきます。
 今回の展示では、大安禅寺の創建や、諸堂の建築時の様子などについてご紹介し、あわせて令和の大修理の概要をお伝えします。
ギャラリートーク(展示解説)
日時 6/22(日)、7/13(日)、8/3(日) いずれも11時から約30分間
会場 松平家史料展示室
※展示室入場には平常展示観覧券が必要です。
⇒⇒⇒ 終了した松平家史料展示室の展示
館蔵品ギャラリ ー 

館蔵品の紹介や、記念年・季節・年中行事などをテーマにした展示を行います。(展示面積:約20㎡)
 令和7年6月20日(金)~8月17日(日)
 大河ドラマ「べらぼう」裏の主役? 一橋治済
 今年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の幕府パートで、一際悪役オーラを放っているのが生田斗真さん演じる一橋(徳川)治済です。彼自身は将軍となることはありませんでしたが、11代将軍家斉の父として将軍以上の権勢を誇りました。まさに「べらぼう」の裏の主役として、今後ますます出番が増えていくでしょう。
 さて、実はこの一橋治済と福井藩は非常に強い繋がりがあります。今回の展示では、一橋治済ゆかりの資料を展示しながら、福井藩との繋がりについてご紹介します。

福井藩主は一橋治済の兄!」
 一橋治済は、一橋家初代の徳川宗尹(8代将軍徳川吉宗の4男)の4男として生まれました。兄3人のうち、次男は夭折しましたが、長男重昌(異母兄)は福井藩主松平家の養子となり11代藩主に、また重昌は16歳で亡くなったことから3男重富(同母兄)がその跡を継ぎ、12代福井藩主となりました。このように兄が続けて福井藩主となったことから、治済は一橋家の当主となり、家斉を将軍家の養子とする地位を得ることができたのです。
なぜ福井藩は一橋家から養子を迎えたのか?」
 福井藩は6代藩主綱昌の時に、綱昌の「気色宜しからず」(『家譜』)を理由に「貞享の大法」と呼ばれる藩主改易と知行半減(47万石→25万石)を幕府に命じられ、初代結城秀康以来保持してきた家格も低下してしまいました。その打開策として10代藩主宗矩が考えたのが、将軍家一族から養子を迎えることだったのです。一橋家から重昌、重富を藩主として迎えた福井藩は、その後家格が上昇し、御家門(徳川一門)としての面目を取り戻しました。しかし、結城秀康の血統は10代宗矩で途絶えてしまい、家風も質実から奢侈へ傾いていきました。
松平春嶽は一橋治済の孫!」

 福井藩16代藩主となって幕末の藩政・幕政を率いた明君・松平春嶽(慶永)は、田安家からの養子でした。そして春嶽の父の田安(徳川)斉匡は一橋治済の5男でした。つまり一橋治済は松平春嶽にとってお祖父ちゃん。春嶽自身もそのことを強く自覚していたようで、明治時代以降の記録には治済の命日に追善法要を行っていた記述が残っています。また今回展示している谷文晁筆の山水図も父・斉匡を通じて祖父・治済の遺品を相続したもののようです。


ギャラリートーク(展示解説)
日時 6/22(日)、7/13(日)、8/3(日) いずれも11時45分から約15分間
会場 松平家史料展示室
※展示室入場には平常展示観覧券が必要です。
⇒⇒⇒ 終了した館蔵品ギャラリーの展示
常設展示室

常設展示室より九十九橋原寸模型縄文時代から昭和時代までの福井の歴史を、「ふくいのあゆみ」「古代のふくい」「城下町と近代都市」「幕末維新の人物」の4つのテーマで構成し、大きな復元模型や映像などを駆使してわかりやすく紹介しています。事前に予約をしていただければ、室内では博物館ボランティア「とねりの会」のみなさんの解説を聞くことができ、楽しい解説を聞きながら見学すれば歴史への興味もより深まることでしょう。また、日替りのスタンプラリーもあり、子どもたちも楽しく学ぶことができます。
⇒ 展示内容へ
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