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16代福井藩主そして「幕末の四賢侯」の一人として、幕末期の激動に正面から立ち向かった松平春嶽。あらゆる身分や出身の人々から意見を聞き、日本の将来のために至当の選択を模索する春嶽の下には、現状を憂うさまざまな知識人・志士たちが集まりました。
江戸城無血開城の実現に貢献し、現代の人々からも尊敬を集めている幕臣・勝海舟もその一人です。海舟は文久期の幕政改革で幕府・諸藩の垣根を超えた大海軍の建設を構想し、当時政事総裁職として幕政改革を主導していた春嶽から強い信頼を得ました。春嶽や海舟が目指した大海軍の建設は幕末期には達成できませんでしたが、維新後に明治政府が継承し、海軍の興隆による富国強兵を実現していくことになります。
本展では、海に日本の将来を託した松平春嶽と勝海舟の模索と二人の交流について、福井に遺る書簡・絵画・図面などから紹介します。 |
開催概要 展覧会チラシ(PDF) |
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会 期 |
令和7年7月19日(土)~9月7日(日) ※8月18日(月)~21日(木)は休館
9時~19時(入館は閉館時間の30分前まで) |
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主 催・
会 場 |
福井市立郷土歴史博物館 |
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観覧料 |
一般700円、高校・大学生500円 (団体はそれぞれ2割引)
※中学生以下、70歳以上、障がい者とその付添人は無料。 |
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後 援 |
福井新聞社、NHK福井放送局、FBC、福井テレビ、FM福井、福井ケーブルテレビ、さかいケーブルテレビ、福井街角放送 |
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主な展示資料 |
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松平春嶽肖像写真(青年期) 福井市春嶽公記念文庫 当館蔵
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勝海舟肖像写真 福井市春嶽公記念文庫 当館蔵
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勝海舟筆「大船のたゆたふ云々」の和歌賛碇の図幅 福井市春嶽公記念文庫 当館蔵
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慶応二年四月二十九日付 荻野小四郎宛 勝海舟書簡 当館蔵
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早坂文嶺筆「米人渡来之図」(部分) 個人蔵、当館寄託
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松平春嶽所用 イギリス製クロノメーター 福井市春嶽公記念文庫 当館蔵
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松平春嶽所用 筒形望遠鏡 福井市春嶽公記念文庫 当館蔵
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関連催事 |
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見どころ講座
日 時 8月16日(土) 14時~16時
会 場 当館講堂
講 師 山田裕輝(当館学芸員)
定 員 60名(当日先着順)
参加費 100円
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ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)
日 時 7月20日(日)、7月27日(日)、8月31日(日)、9月7日(日) いずれも11時から約50分間
会 場 企画展示室
※展示室入場には特別展観覧券が必要です。
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