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福井ゆかりの人物を調べよう! 福井市立郷土歴史博物館
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西郷 隆盛 さいごうたかもり  
(近代日本人の肖像(国立国会図書館所蔵)より)

年齢

できごと

1827年
(文政ぶんせい10年)

1歳 薩摩藩さつまはん(現在の鹿児島県)の下級藩士西郷家の長男として生まれる。
1854年
(安政あんせい元年)
28歳 薩摩藩主・島津斉彬しまづなりあきらから直接教えを受ける。
1855年
(安政2年)
29歳 江戸で福井藩士・橋本左内と出会い、その優秀さにおどろく。
1857
(安政4年)
31歳 将軍の後継ぎ問題で、一橋慶喜ひとつばしよしのぶを将軍とするため、橋本左内らとともに政治工作を行う。
1858年
(安政5年)
32歳 藩主の島津斉彬が亡くなる。安政の大獄。幕府の追跡をのがれ、奄美大島あまみおおしまに隠れ住む。
1862年
(文久ぶんきゅう2年)
36歳 奄美大島から戻り、藩主・島津久光につかえるが、対立して沖永良部島おきのえらぶしまの牢屋ろうやに閉じ込められる。
1864年
(元治がんじ元年)
38歳 ゆるされて復帰する。京都で禁門の変がおこり、会津藩や福井藩らとともに薩摩藩の兵をひきいて長州藩の軍勢を撃退する。
1866年
(慶応けいおう2年)
40歳 坂本龍馬らの仲立ちで長州藩と同盟する。
1868年
(慶応けいおう4年)
42歳 戊辰戦争。新政府軍を率いて江戸に入るが、勝海舟かつかいしゅうと話し合い、江戸城攻撃を行わないかわりに、幕府が抵抗せず城を明け渡す約束をする。
1871年
(明治4年)
45歳 明治新政府の参議さんぎ(現代の大臣クラス)となる。
 1873年
(明治6年)
 47歳  政府内で意見が対立し、明治政府の役職をやめて鹿児島に帰る。
 1877年
(明治10年)
 51歳 明治政府に不満を持つ士族(もと武士)たちとともに反乱をおこす(西南戦争)が、敗れて亡くなる。

●こんなことをしました!
薩摩藩の中心人物 幕末の政治に大きな力をもっていた薩摩藩の中心人物として、何度か危機にあいながらも、禁門の変、薩長同盟や戊辰戦争でリーダーシップを発揮し、活躍しました。

●エピソード
松平春嶽が西郷隆盛のことを評価 春嶽が書いた『逸事史補いつじしほ』という本の中で「西郷の思い切りのよさはおそるべきもので、世界の豪傑ごうけつの一人として外人たちもみな尊敬しているという。兵士たちが西郷を尊敬して従うさまは驚くべきもので、まさに英雄である。・・・」と表現しています。
西郷が最後までもっていたという橋本左内の手紙  西南戦争で亡くなった西郷隆盛が最後まで持っていたかばんの中に、橋本左内からもらった手紙が入っていたという。20年前に亡くなっていた左内への深い友情が感じられるお話です。(『橋本左内言行録』で紹介されているお話)

●読んでみよう!(福井市内の図書館などにあります)
  • 学研まんがNEW日本の伝記シリーズ『西郷隆盛』(大石学監修)