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令和3年夏季特別展 龍馬と福井 福井市立郷土歴史博物館
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 土佐藩出身の幕末の志士、坂本龍馬には各地に多くの協力者がいました。福井藩は代表的なそのひとつです。龍馬は、幕府の海軍奉行 勝海舟の門弟となり、海舟が神戸海軍操練所設立の基金の援助を福井藩に求める際にその使者となりました。また、龍馬は維新政府の国家構想について福井藩の考えを聴取し、財政担当者として三岡八郎(由利公正)の派遣を希望しました。龍馬にとって彼の理解者である福井藩は「金(財源の確保)」も「人(有能な人材)」も、まさに「打ち出の小槌」のような存在でした。この展示では福井市と高知市の新たな観光交流を記念して、「龍馬と福井」との関係を紹介するものです。
 
開催概要  ※新型コロナウィルス感染症の影響等により、予定を変更する場合がございます。
会  期 7月21日(水)~8月26日(木)
開館時間:午前9時~午後7時 ※入館は閉館時間の30分前まで
※8月2・3・4日は休館します。
会  場 福井市立郷土歴史博物館 2階 
観 覧 料 一般700円、高校・大学生500円、中学生以下無料
・70歳以上の方、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者の方は、無料でご覧いただけます。
特別展観覧券で、平常展示および養浩館庭園もご覧になれます。
・友の会優待観覧券で観覧できます。

【リピート割引】チケットの半券提示で、2回目以降は観覧料400円にてご覧いただけます。
主 催 福井市立郷土歴史博物館
共 催 福井新聞社 
後 援  FBC、福井テレビ、FM福井、福井ケーブルテレビ、さかいケーブルテレビ、福井街角放送
 主な展示資料 →展示資料リストはこちら(PDF)  →展示解説シートはこちら(PDF)
             
●第1章  龍馬を導いた人たち
  坂本龍馬は、文久2年(1862)閏8月頃、江戸の福井藩上屋敷を訪ね、前藩主松平春嶽に面会を求めましたが、会うことは叶いませんでした。しかし、同年12月5日、初の面談を果たすと、龍馬は春嶽へ大坂湾近海の海防策を論じました。この直後、彼は勝海舟に弟子入りをしています。春嶽との面会後、龍馬は福井藩及び福井藩と関係する人物から多くを学び、導かれ、援助を受けました。土佐高知藩の殿様であった山内容堂と春嶽は、同じ政治路線を歩む同志でありましたし、福井藩御用商人であった長崎の豪商、小曾根乾堂とその親族は、龍馬と海援隊を支援しました。

【写真左:勝海舟肖像写真 福井市春嶽公記念文庫】
【写真右:勝海舟筆「大船のたゆたふおりはひとすちに」の書幅 福井市春嶽公記念文庫】

●第2章 龍馬の書簡
 坂本龍馬の書簡(手紙)類は、現在140通余り残されています。龍馬は、12歳の時に母幸と死別したのちは、3歳年長の姉乙女らに育てられました。そして、生涯乙女を始め、兄権平、姪の春猪らに愛され、国許の親族にたくさんの個性的な書簡を送っています。注目すべき書簡は、文久3年(1863)6月29日付の姉乙女宛(「日本を今一度せんたく…」の手紙)で、龍馬が福井藩から見込まれて二度も誘いがあったこと、支援を受けていることなどを自慢しています。
 本章では、龍馬直筆の書簡として、京都国立博物館蔵の重要文化財「坂本龍馬関係資料」(全3巻のうち2巻)と、北陸初公開となる愛妻おりょうに宛てた書簡(京都国立博物館所蔵)、加えて龍馬の国家構想で福井藩が重要な存在であったことを示す通称「新国家の書簡」(個人蔵)の原本を公開します。

     【写真上: 坂本乙女宛坂本龍馬書簡 文久3年6月29日 (重要文化財) 京都国立博物館】
● 第3章 龍馬と福井の仲間たち
  龍馬と親交のあった福井人は、松平春嶽や三岡八郎(由利公正)が知られますが、この2人の周辺にいた福井藩士、中根雪江・村田氏寿など、他にも少なくありません。また越前出身の海援隊士も数人おり、中でも山本龍次郎(関義臣)は、福井藩筆頭家老本多家の家臣でありましたが、後に福井藩士となり、その後海援隊に参加しています。彼は三岡やその師、横井小楠の考え方には同調しませんでしたが、明治政府によって登用され、司法・行政官として手腕を発揮し、徳島及び山形県知事などを歴任しました。

        【写真左:三岡八郎(のちの由利公正)】 【写真右:中根雪江】
関連催事

・記念講演会 「春嶽公と坂本龍馬」<要事前申込>
 (と き) 8月1日(日)午後2時~3時30分
 (ところ) 当館2階講堂
 (講 師) 宮川 禎一 先生(京都国立博物館 特任研究員)
 (定 員) 40名(要申込)※中学生以上対象
 (参加費) お一人100円を会場にて申し受けます。
 (申込方法) ※受付終了しました。

・見どころ講座 担当学芸員による展示解説 <要事前申込>
 (と き) 7月25日(日)・8月15日(日)
       いずれの日も 午後2時~90分程度
 (ところ) 当館2階講堂
 (定 員) 20名(要申込)※中学生以上対象
 (参加費) 無料
 (申込方法)参加希望者のお名前・住所・電話番号と参加希望日を往復はがき・FAX・電子メールのいずれかにてお知らせください。
 ・歴史体験講座「龍馬の花押を作ろう!」 <要事前申込>
 (と き) 8月8日(日) 午後2時~60分程度
 (ところ) 当館2階講堂
 (定 員) 10名(要申込)※中学生以上対象
 (参加費) 無料
 (申込方法)参加希望者のお名前・住所・電話番号と「龍馬の花押を作ろう参加希望」と書いて往復はがき・FAX・電子メールのいずれかにてお知らせください。
 ・古文書講座「龍馬の書簡を読もう!」<要事前申込>
 (と き) 8月22日(日) 午後2時~60分程度 
 (ところ) 当館2階講堂 
 (定 員) 20名(要申込)※中学生以上対象
 (参加費) 無料
 (申込方法)参加希望者のお名前・住所・電話番号と「龍馬の書簡を読もう参加希望」と書いて往復はがき・FAX・電子メールのいずれかにてお知らせください。
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