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小中学生の調べ学習のためのページ 福井市立郷土歴史博物館
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江戸時代えどじだいについてのそのほかの資料 しりょう
ワークシート「ヒストくんノート 江戸時代 福井ふくいの城下町じょうかまち」(PDFファイル)
 教室の授業の中で使用することを前提につくったワークシートです。学習した知識とワークシートの中の情報を使ったまとめ作業で、理解を深めることをねらっています。
江戸時代えどじだいのお金かねのしくみ(PDFファイル)
 小判こばんや銀ぎん、銭ぜになど、江戸時代のお金のしくみを分かりやすい図にまとめました。
  • 福井藩札ふくいはんさつ(JPGファイル)
    太政官札だじょうかんさつ(JPGファイル)正確には明治時代のお金ですが、関連しているのでいっしょに置きます。
     福井藩札ふくいはんさつは江戸時代、福井藩ふくいはんが独自どくじに発行した紙のお金です。今のお札とちがって、福井藩の中だけでつかえるもので、全国でも福井がいちはやくこのような藩札はんさつを発行しました。福井藩の領地りょうちの中でつかわれるお金の不足ふそくをおぎなうため、あるいは藩札を小判こばんや銀ぎんなど、全国でつかわれているお金と交換こうかんし、これらのお金を藩があつめることで、藩が使えるお金をふやすという目的があったようです。
     藩札は、お札に書かれた金額と同じ量の小判や銀などと交換できるということになっていましたが、実際には藩でもっているお金の量を超えて発行されることが多く、その場合は藩札の値段ねだんが下落し、最悪さいあくの場合、紙切かみきれと同じとなってしまうこともあります。そういった混乱こんらんをさけるため、福井や大坂おおさかなどの大きな商人しょうにんを藩札を発行する元とし、その信用しんようによって藩札を流通りゅうつうさせていたということもあります。
     福井藩札は越前和紙えちぜんわしでつくられており、短冊たんざく形で表には発行された年や藩の名前、発行元の商人の名前などが印刷され、その上から金額が墨すみで書かれています。裏面には七福神しちふくじんや十二支じゅうにし、麒麟きりんなどの絵柄が印刷いんさつされ、印などが押されています。これら絵柄や印の組み合わせは発行された時期によっていろいろ種類があります。
     幕末の福井藩士で、のち明治政府めいじせいふで活躍かつやくした三岡八郎みつおかはちろう(由利公正ゆりこうせい)は、国が発行した最初の紙のお金「太政官札だじょうかんさつ」の発行を提案ていあんし、実現じつげんさせました。この太政官札は越前和紙を用もちいて印刷されました。