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福井ゆかりの人物を調べよう! 福井市立郷土歴史博物館
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井伊 直弼いい なおすけ  

 彦根藩ひこねはん(現在の滋賀県彦根市しがけんひこねし)の第15代藩主。幕末の江戸幕府で大老たいろう(将軍をたすけて政治を行う役職やくしょく。事実上の幕府の最高権力者さいこうけんりょくしゃ)になり、日米修好通商条約にちべいしゅうこうつうしょうじょうやくをむすんで開国かいこくを行った。
 また、将軍のあとつぎ問題でも、松平春嶽まつだいらしゅんがくらが推す一橋慶喜ひとつばしよしのぶではなく、紀伊藩主・徳川慶福とくがわよしとみ(のちの徳川家茂とくがわいえもち)をあとつぎに決定した。
 こうした外部の意見を無視した政治のすすめかたから、反対派との対立が深まり、「朝廷ちょうていにはたらきかけて政治を乱そうとしている」と反対派の関係者を捕らえ、死刑をはじめきびしい罰ばつをあたえるなど徹底的に弾圧した(安政の大獄あんせいのたいごく)。そのため多くのうらみをかうようになり、1860年3月、江戸城桜田門外さくらだもんがいにて襲おそわれ、死亡した(桜田門外の変さくらだもんがいのへん)。