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令和6年秋季特別展「鉄の名工 越前明珍 」 福井市立郷土歴史博物館
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 福井藩主越前松平家のお抱え金工「越前明珍」として知られる明珍吉久。代々小左衛門吉久を名乗り、甲冑・自在置物・鉄鐔など、鍛鉄とその加工技術を巧みに用いた名作を遺しています。
 一方でその出自は判然とせず、鐔以外では在銘の作品も少ないため、実態は謎に包まれています。越前明珍の名品筆頭にあげられる「魚鱗具足」(越前松平家伝来)も、その独創性ゆえに技術系譜を追うことが困難な「謎多き名品」です。
 本展では、明珍を中心とする越前の鍛冶の作品の数々、さらに各地に伝存する魚鱗札を用いた「魚鱗の具足」、全国の明珍派はじめ名工が手がけた「自在置物」などを一堂に集め、江戸時代の金属加工技術の粋と、その中で確かな位置を占める越前明珍の軌跡を追います。
 ※本特別展は独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センターの「令和6年度国立博物館収蔵品貸与促進事業」の支援を受けて開催いたします。
開催概要 展覧会チラシ(PDF)
会 期 令和6年10月19日(土)~12月1日(日) 会期中無休
開館時間:10/19~11/5は9時~19時、11/6~12/1は9時~17時(入館は閉館の30分前まで)
主 催
会 場
福井市立郷土歴史博物館
観覧料 一般800円、高校・大学生600円 (団体はそれぞれ2割引)
※中学生以下、70歳以上、障がい者とその付添人は無料。
共 催 福井新聞社
特別協力 独立行政法人 国立文化財機構文化財活用センター・東京国立博物館
後 援 NHK福井放送局、FBC、福井テレビ、FM福井、福井ケーブルテレビ、さかいケーブルテレビ、福井街角放送
図 録 90頁、1冊1650円(税込)
展示構成 展示解説シート(PDF)展示リスト(PDF)
【序】謎多き魚鱗の具足
 魚の鱗のようなパーツ「魚鱗札」を使って作られた独特のデザインの「魚鱗の具足」を詳しく紹介。

魚鱗具足 越葵文庫 当館保管

魚鱗胴畳具足 真田宝物館
【破】明珍派と鉄の芸術「自在置物」
 戦がなくなった平和な時代に、本来戦いの道具である甲冑づくりを生業としていた明珍派の甲冑師たちが生み出した精巧な鉄の芸術「自在置物」のさまざまな名品を一挙に紹介。

自在龍置物 伝明珍吉久作 越葵文庫 当館保管

自在龍置物 明珍宗察作 東京国立博物館 Image : TNM Image Archives

自在蟷螂置物 無銘 大倉集古館

自在蝶置物 宗義作 清水三年坂美術館
【急】越前の甲冑師たち、その軌跡
 福井の甲冑師たちは甲冑や「自在置物」以外にも「用の美」をたたえた様々な逸品を創り出した。たくましく時代を生きた福井のものづくりの先人たちの精華を紹介。

舞鶴図透鐔 明珍吉久作 個人蔵

轡 銘 越前住明珍吉嗣作 個人蔵
関連催事
ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)
日 時 会期中の毎週日曜日 いずれも14時から約40分間
会 場 企画展示室
※展示室入場には特別展観覧券が必要です。
みどころ講座「明珍吉久と魚鱗具足・自在置物」 (終了しました)
日 時 10月26日(土) 14時~15時
会 場 当館講堂
講 師 松村知也(当館学芸員)
定 員 60名(当日先着順)
参加費 100円
ワークショップ「魚鱗具足をペーパークラフトで再現!」 (終了しました)
日 時 11月16日(土) 14時~15時30分
会 場 当館講堂
定 員 20名(応募先着順)
参加費 200円
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