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- 1 養浩館庭園ようこうかんていえんで「書院造しょいんづくり」を体験しよう!
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- 郷土歴史博物館のとなりにある「養浩館庭園」には、室町時代におこった部屋のつくり(様式)「書院造」の部屋があります。ちょっとのぞいてみましょう。
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- 養浩館庭園「御座の間ござのま」 (画像をクリックすると拡大します)
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- 書院造しょいんづくりとは?
- 室町時代におこった、新しい建物の様式(=部屋のデザイン)。禅宗ぜんしゅうの寺院の様式が武士の家に取り入れられたもの。障子しょうじから外の明かりをとり、畳をしき、床の間とこのまを設けて、そこに掛け軸の書や絵画、生け花などをかざる。現在の日本の和風住宅や和室わしつのもとになっている。
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- ●【出書院でしょいん(付書院つけしょいん)】
- 元々は書物を読み書きするため、作り付けの机としてもうけられたことから、書院と呼ばれています。読み書きがしやすいよう、外から明かりをとる障子のまどが付いています。
室町時代より後の時代には、書院は本来の机として使われることがなくなり、床の間や違い棚とセットになり、部屋をかざるデザインの1つとして発展しました。養浩館庭園「御座の間」の出書院の上の方には、桑くわの木の板を透かし彫りすかしぼりにして作った「欄間らんま」がはめられており、部屋の雰囲気を上品なものにしています。
- ●【床の間とこのま】
- 正しくは「床とこ」とよばれる空間で、掛け軸や生け花、置物などを飾る場所です。その部屋の持ち主の威厳いげんをあらわすためや、部屋に入る客をもてなすためのかざりの空間の1つとされています。
- ●【違い棚ちがいだな】
- 床の間や出書院と同じく、書院造の部屋の大切な要素の1つで、床の間のとなりに作り付けられた、段違いになった飾り棚です。昔はこの違い棚の上段と下段に置くものはそれぞれ決められており、上段には香炉こうろや筆、下段には書物や巻物、硯箱すずりばこなどが置かれる決まりでした。上段の端には置いた筆が転がって下段に落ちないよう、「筆返し」とよばれる上に反った部分があります。
- また、違い棚は床の間に近い方の段が高くなるのが決まりです。写真では床の間に近い右側の段が高くなっています。
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- ◆みなさんのおうちの和風の部屋と、にているところ、おなじところはありますか?
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