- 松平春嶽まつだいらしゅんがくが集めた科学機械かがくきかい類
- 幕末の福井藩主・松平春嶽があつめた西洋の機械類は30点ほどが伝えられている。時計・温度計・測量器具そくりょうきぐ(土地の広さや形をはかる器具)などで、中には、当時の日本における精密機器制作の第一人者、大野規周おおののりちかが制作した気圧計きあつけいやノギスもある。1855年(安政2年)、春嶽は大野規周を福井に招き、西洋の知識や技術の導入に当たらせている。
- 【写真左上】温度計
- 【写真右上】時計
- 【写真右下】方位測定器
- 【写真左下】角度計(傾斜測定器けいしゃそくていき)
春嶽の日記には、その日の気温や気圧、出来事の時刻などが記されていて、春嶽がこういった科学機械類を常に持っており、実際に使用したことを示している。
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