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歴史博物館の概要 福井市立郷土歴史博物館
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当館の事業概要を記した「要覧」と近年の「年報」をダウンロードできますので、ご活用下さい。

要覧

H30年度年報

R1年度年報

R2年度年報

R3年度年報

R4年度年報
 
 沿  革
 福井市立郷土歴史博物館は、あいつぐ戦災と震災から復興した福井市のシンボルとして、昭和28年足羽山に開館しました。以来、郷土福井に関する資料の収集に努め、福井市春嶽公記念文庫をはじめとする福井藩、越前松平家に関する資料が充実しています。福井市立郷土歴史博物館平成16年3月21日、越前松平家の別邸であった「養浩館庭園(旧御泉水屋敷)」に隣接し、また福井城の門「舎人門<とねりもん>」が復原された「福井城舎人門遺構」を擁する現在地に移転新築オープンし、さらなる博物館活動の充実を図っています。
 理  念
 郷土歴史博物館では次の理念を掲げ、活動していきます。
1.郷土への誇りと愛情をはぐくむ博物館となること
 福井という地に生き、あるいは積極的に関わりをもった有名無名の人々が、理想実現のために行った活動とその成果を明らかにすることにより、郷土への誇りと愛情をはぐくむよう努めていきます。
2.知る喜び、学ぶ楽しみの輪を広げる博物館となること わかりやすさや親しみやすさを大切にした展示、あらゆる世代の人が楽しみながら学べる学習プログラムの提供、まだ知られていない資料の調査や研究などの活動を通じて、福井市民はもとより国内外からの来訪者にも、知る喜び、学ぶ楽しみの輪を広げるよう努めていきます。
 館 蔵 品
 館蔵品の特色は、旧福井藩にゆかりのある資料が多いことにあります。これは当館が設立以来、福井市春嶽公記念文庫<ふくいししゅんがくこうきねんぶんこ>越葵文庫<えっきぶんこ>をはじめ、旧福井藩に関わる伝来資料の寄贈、寄託を積極的にうけ、保存、展示できたことによるものです。また、福井市および近隣市町村の社寺から重宝の寄託をうけ、それらを安全に保管する役割も担っています。今後も、地域の中心的収蔵施設として、地域の歴史や文化を知る上で欠かすことのできない資料の収集・保存を継続していきます
福井市春嶽公記念文庫
 松平永芳氏から福井市へ寄贈された、福井藩第16代藩主松平春嶽関係の資料群です。春嶽自筆の日記・記録・著作類や、春嶽と交流のあった大名・諸藩士らの書状類が豊富で、幕末維新期の日本の歴史を知る上で欠くことのできない資料ばかりです。
松平春嶽肖像写真
松平春嶽肖像写真
越 葵 文 庫
 越前松平家当主松平宗紀氏より、当館に寄託されている資料群です。歴代藩主の遺品や伝来の什宝、文書などが含まれています。
その他の主な収蔵品
・ 小羽山、原目山、足羽山、鼓山、天神山など福井市内の墳墓・古墳の考古資料
・ 阿弥陀二十五菩薩来迎図 (重要文化財 鎌倉時代 13世紀 福井市 安養寺蔵)
・ 地蔵菩薩像 (重要文化財 鎌倉時代 14世紀 坂井市 性海寺蔵)
・ 柴田勝家像 (柴田勝次郎氏蔵)
・ 旧福井藩士の家に伝来した資料 (中根家、山県家、山川家、門野家、村田家、佐々木家など)
・ 福井の医家に伝来した資料 (笠原家、栗崎家など)
・ 旧福井市立図書館の蔵書類
 展  示
常 設 展 示 室
 先史古代から戦後の復興期に至る歴史を、「ふくいのあゆみ」「古代のふくい」「城下町と近代都市」「幕末維新の人物」の4つのテーマに基づいて分かりやすく解説し、地域の歴史に目を向けるきっかけを提供しています。
松平家史料展示室
 福井藩主越前松平家に伝来した什宝・文書などを展示し、大名家の暮らし・文化や、福井藩の歴史を紹介していきます。年間6回程度の展示替えにより、何度見ても新しい発見があります。また展示テーマや展示資料に関する「見どころ講座」を開催し、より深く展示を楽しめるようにしています。
館蔵品ギャラリー
 館蔵品の紹介や、季節・行事などをテーマにした展示を行います。年間10回程度の展示替えを行うので、どんどん新しい資料と出会うことができます。
 教育普及活動
 歴史の好きな人だけではなく、市民全体に利用される歴史博物館となるため、学校やボランティアと連携し、さまざまなニーズに応えつつ、多様で親しみやすい博物館活動を行っていきます。
学校との連携
 学校教育で郷土歴史博物館の活用を促進するため、郷土歴史博物館活用検討委員会を組織しています。学校と博物館の情報交換や学習活動の企画・報告、教材開発等を目的とした委員会です。教材として、ものしりシートや学習キットなどを開発しています。
歴史体験スペース 「へんしん越前屋」
 羽織や袴などの衣裳で武士や町人に扮し、江戸時代の福井にタイムスリップする歴史体験スペースです。体験できる衣装は、「大名行列」と「馬威し」の2パターンがあり、時期によって入れ替わります。
ミュージアムカレッジ⇒博物館ボランティア「とねりの会」
 歴史を学んで得た知識と感動を他の人に伝えたいという市民を対象に、博物館と来館者をつなぐ活動をしていただく市民ボランティアの育成を目的として、講座やワークショップ、実習などを組み合わせた学習プログラム「ミュージアムカレッジ」を開講しています。
 受講を終えられた方々は、博物館ボランティア「とねりの会」として、博物館の案内や展示の解説、こども博物館の開催など、さまざまな事業で活躍していただいています。