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太平洋戦争中の日本では、生活に必要ないろいろなものが、しだいに不足するようになり、昭和17年(1942)からは衣料品いりょうひんの切符制きっぷせいが実施されました。買い物をするにはお金のほかに、このような決められた点数の切符が必要になったのです。写真は昭和19年(1944)のもので、30歳未満の1人の1年分の切符のシート。点数の合計は50点(30歳以上は40点だった)。1点、2点のこまかい切符を切り取って使えるようになっています。
【衣料品の買い物に必要な切符の点数】(昭和18年(1943)1月改定)
1年間で使えるのは50点分・・・足りるかな?? 足りなくて買えない時は、どうする?

作業服(上下)・・・30点 半袖シャツ・・・8点 下着・・・5点

靴下・・・3点 タオル・・・3点
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