|
足羽山に鎮座する藤島神社は、南北朝時代の武将として知られる新田義貞(1301~1338)を祭神として明治3年に灯明寺畷に祠が建てられ、同9年に別格官幣社に加列、藤島神社と号して同14年牧ノ島に遷り、同34年現在地に遷座しました。その後皇室各宮家・越前松平家などの崇敬が篤く、今日まで祭神ゆかりの多く宝物(神宝)が献納されてきました。しかし、公開されてきた宝物は、伝新田義貞所用の鉄製銀象嵌冑や結城宗広書状及び刀剣類といった指定文化財に限られ、他の宝物については広く紹介される機会はありませんでした。
この度、藤島神社のご理解とご協力を得て、藤島神社創祀の源泉となりました新田塚建碑350年を記念して、宝物を一堂に公開することになりました。
特に今回の調査で、宝物庫から発見されたのは、新田義貞600年祭事業として展示され、奉納された計500点あまりにもおよぶ学童の絵画や書道作品です。県内を中心に各地で選抜された秀作・佳作が寄せられ、折本・画帖仕立てとされて今日に伝わっています。タイムカプセルの役割をも果たした宝物庫の眠りから今、目覚めます。 |
|
開催概要 |
|
会 期 |
平成22年3月19日(金)~5月5日(こどもの日)
※会期中、休館日はありません。 |
|
開館時間 |
午前9時~午後7時(入館は午後6時30分まで)
3月20日(土)、21日(日)は午後9時まで開館 |
|
観 覧 料 |
一般 600円、高校・大学生 500円
※ 中学生以下、70歳以上の方、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳の交付を受けている方とその付き添いの方は、無料でご覧いただけます。
※ 友の会優待観覧券で観覧できます。
※ 20名以上の団体は2割引きとなります。
※ この観覧料で、平常展示および養浩館庭園もご覧になれますので、お得です。 |
|
主催・会場 |
福井市立郷土歴史博物館 |
|
出品協力 |
藤島神社 |
|
後 援 |
福井新聞社・ftb福井テレビ・FBC福井放送・FM福井・福井ケーブルテレビ・さかいケーブルテレビ・福井街角放送・福井県観光連盟・福井観光コンベンション協会・福井商工会議所・福井青年会議所・福井県神社庁・藤島神社奉賛会 |
|
|
|
展示構成 |
|
1 新田義貞と新田塚建碑 |
2 藤島神社の祭神と神宝 |
3 藤島神社の祭礼と宝物 |
|
|
主な展示品 |
|
重要文化財 結城宗広書状 |
重要文化財 鉄製銀象嵌冑 |
重要文化財 太刀 銘 備中国住吉次 |
重要文化財 太刀 銘 則重 |
新田義貞画像 狩野探幽原画 小川破笠写 |
新田義貞六百年大祭記念奉納全国学童絵画帖 |
ほか54件 |
|
|
|
|
|
|