1952〜2002   福井と歴史館の半世紀

1953 歴史館の誕生
 自然を対象とした郷土博物館につづいて、歴史を対象とした博物館を作ろうという機運の高まりのなか、折しも敦賀セメント株式会社からいただいた寄付により、復興博覧会の翌年(昭和28年)11月3日、郷土歴史館が開館しました。福井県内では最初の、歴史専門の公立博物館でした。全国的にもまだそれほど博物館のなかった頃ですから、相次いで建てられた足羽山の二館は、まさに復興のシンボルとなったのでした。

開館記念式典の様子

 歴史館の建てられた場所は、柴田勝家が一乗谷より移建した遊楽寺松玄院の跡地でした。当時の展示は、1階では結城秀康から岡田啓介まで郷土の先覚者の遺墨・遺品類を展示し、2階では古代から現代までの福井の歴史の流れを解説するというものでした。
 現在は館内の展示はまったく変わってしまいましたが、外にある松玄院の常夜燈と九十九橋の橋脚だけは、開館当時とまったく変わりません。


松玄院の常夜燈

九十九橋の橋脚

 歴史館では第3回企画展「笠原白翁展」の際、写真家光山香至氏が笠原白翁の堆朱カメラの実験撮影を行い、見事成功しました。
 

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