福井城と城下町の風景 福井市立郷土歴史博物館
「七月 盆踊りの図」
 福井城下では、祖先の霊を迎える盂蘭盆会を中心に、連日連夜の盆踊りが行われ、半月以上にわたって賑わいを見せました。 寛文12年(1672)頃では、足羽川沿いの浜町河原や勝見河原、木田口広場、四ツ井口広場などに大勢の人々が集まり、徹夜で踊りを楽しみました。藩では、踊りを中止するなどの規制をしましたが、その勢いは止められず、のちには西瓜や寿司などを売る夜店も出て、一層盛んになりました。