福井城と城下町の風景 福井市立郷土歴史博物館
「六月 祇園祭りの図」
 江戸時代、福井城下の祭礼として最も盛んだったのは、6月7日から14日にかけて行われた祇園祭でした。 福井の祇園祭は、松本と木田にある牛頭天王社の祭礼で、延宝3年(1675)に5代藩主松平昌親が、有名な京都の祇園祭を参考にして祭りの振興をはかりました。 また、寛延元年(1748)には「大祇園」と称して祭りを大規模に行うなど、歴代藩主の手厚い保護を受けました。