福井城と城下町の風景 福井市立郷土歴史博物館
福井城旧景「御武具蔵より天守台趾」
 本丸西側の内堀に架かる御廊下橋を、西二ノ丸(山里丸)の方から見て描いた図である。この橋はその名称の通り、屋根の付いた渡り廊下の様な構造をしており、藩主が西三ノ丸の御座所と本丸の間を移動する際に使用された。平成20年に復元整備されて現在によみがえった。画面の上部に見えるのは天守台跡であり、天守は寛文9年(1669)の大火で焼失し、以後は再建されなかった。右端に見えるのは坤櫓(月見櫓)である。